禅 圓
Zen En
禅圓について
墨林窯東京で指導する「意拳」という武術の原理と基礎の立って行う立禅「站樁(たんとう)」を指導します。長期間、指導に従って学び、個人の探求を目的とする学習者に対して指導いたします。
座禅との違いについては一言では申し難いのですが、目的の違いがあります。立つことにより利用する部位が多くなりますので難度は上がります。個々にすすめていくので負担なくできる内容です。
指導場所と時間・費用
【日時】毎週日曜 午前10時〜12時 指導
【場所】東京都内の公園など屋外
雨天可能な場所です。
入会時、個人にお知らせいたします。
【費用】入会費10,000円 月8,000円
※日本国内は対面教授のみ
「気功」「マインドフルネス」との違い
禅、瞑想、気功、マインドフルネスを述べている記事や書籍があります。どれも似ておりますが個人の目的により適合するものが違ったり、効果も練度により異なります。
気功か体操か区別がつきにくいものや、瞑想の想いだけを目的とするものなどあります。当会で行う禅(站樁)がこれらとは違うのは、站樁の原点の王薌斎という方が整理した意拳という武術を基にしているところです。
新しい方法が流行したり、考案されたりすることは否定いたしませんが、情報過多が迷わせるのでその目的と手段がご自身に適しているかどうか判断いただくことが大切であると考えます。
意拳という武術の確かさと、この武術をただ一つ専門に長年行ってきた指導者が「健康」に役立つ要素を抜き出して指導するのが禅圓です。
まずは始めて答えを出していくしかないもので、自身で深めていく性質が禅の本来の姿であることもご理解いただければと思います。
立禅について
立禅(站樁)という立った状態での禅の指導を中心に行います。
外形の根拠を学び、姿勢の注意点・呼吸・“何を思い行うのか”という説明・身体各所を支える力の方向を指導します。
そのために意拳という武術の基礎を教材として学びます。
次の段階では上述の内容を忘れても行える作為のない自然な禅にしていきます。
立位での禅(站樁)の外見は「静」ですが、
神経活動が逆に「動」となる特殊なものです。
意拳について
基本、原点となる立禅(站樁:たんとう)はどのような技術でも、どのようなレベルに至っても、必ず帰納するものです。ご理解できる方は少ないと思いますが、構成についてなるべく簡単に述べます。
王薌齋が古伝の武術の動作、動力となる力の使い方などを整理し、最も重要であり拡張性がある站樁を再構築し、一切の無駄を排除し重厚にして簡素化したものです。自らの身体を”伸ばす” ”拡張”するための「争力」という考え方とその争力を身体外部にある空間を利用して肉体を出てなお遠く貫いたり、抵抗感を得る「假借」という考えがあり、自身の肉体と空間(王薌齋は大気や宇宙と表現)の呼応を行います。
「静の中の動 動の中の静」がマトリックスに構成されており、動と静が常に働きかけます。一瞬一瞬に静が保たれた動であり、逆も然り。初歩は静寂の中にある遊動から得る感応と物理根拠を持つ骨格、靭帯、腱との融合と站樁帰納を目指します。
站樁の理論に基づいて検証のための微動、振動が鼓騰(沸騰)したものや「摸勁」「試力」という少し動きがあるものも行います。
言葉にできるものはこの程度です。
事前に準備していただきたいこと
◆十分な睡眠や食事は当然ですが、鼻からの呼吸に支
障がある場合、例えば蓄膿などで吸気に差し障り
がある時は「鼻うがい」などで鼻腔の通りをス
ムーズにしていただきたいと思います。
また、免疫系、自律神経系の要所の上咽頭へのメ
ンテナンスが必要で、慢性上咽頭炎予防をお願い
します。
◆服装は自由です。季節、気温、体調に応じたものを
ご用意ください。
◆随時、水分補給、休憩を許可しております。
◆原理原則を覚えるまではメモを取ることを許可して
おりますので、必要あれば個々に筆記具などをご
用意ください。
◆マスク・消毒液などの感染対策をお願いします。