【種目について】
当会では「意拳」という徒手武術と中国の武術では希な3尺あまりの剣を両手で扱う「双手剣 (騏驎長剣) 」を指導しています。「意拳」のみ練習している方、「双手剣」のみ練習している方、それぞれおります。
日曜日の午前中に東京都内の屋外で練習しています。
※詳細のお問い合わせは「Contact」メニューよりE-mailにてお願い致します。
【当会の信条と技術の質】
「意拳」は学習する側と教える側いずれも難度が高く、習得に多くの時間を要します。指導側の解説力、指導力等が非常に要求されるものです。
当会では基本と応用の相関関係について詳細に解説し、芯から理解していただくことを重視しています。当会内において日本人の意拳学習者の2分の1〜3分の1の時間で一定レベルに到達する傾向がこの数年間でありました。
「双手剣」は武器の特徴、利点を含めた特殊操作、用法の理解は同系種目の上級者と同等なレベルに2年以内で到達する傾向もありました。
(2024年現在、剣のしん生徒募集はしておりません)
また、大変珍しいことですが、意拳に女子部があります。少数ではありますが、男性と対等に推手ができる、または動きを支配することを目標にしております。
男性と比較筋力や体格差があり至難のことではありますが、挑戦しております。相手の動きを制御し、無力にするレベルを可能にしております。
当会では目標への到達時間が早く、高度な域まで理解する学習者が多いという特徴があります。当会では「なぜ、そうするのか?」という根拠に関する解説をたいへん多く行い、「目的」と「手段」を考え早期に概要を掴むよう指導致します。初期、中期に学ぶ内容の理解が重要で、以降の進歩に大きく影響していくため、真摯に取り組める方が向いていると思います。
当会では「そのうちやっていればできる」という指導、放置、対集団指導をしていません。どのレベルにおいても理解し熟練するべきものがありますので、個別指導に徹底しています。これも比較的短期間で理解が深まる理由であると思っております。
自由打撃などの対人練習に関しては、まず基礎が出来、本人と指導者が必要な段階であると考えた時に戦略、戦術含め教えています。
意拳の動きができないうちにそのような練習はさせておりません。
また、武道界には「進歩がないのは学習者の責任」という暗黙の常識があり、指導側の責任が希薄である傾向がありますが、初心者および中級者が「意拳」に取り組む場合は適応しないと考えております。
確かに、この状況には学習者本人の取り組み方で発生するものでありますが、全てのケースに転嫁するべきではなく、指導者においては、むしろ容易に持つべき考え方ではないと思っております。
指導側にも忍耐力が必要であり、指導計画の立て直しを常に行い ”対応を機敏に変化させ目標に到達させる工夫力”にコーチングの基本があると考えております。
もし、当会と縁あって学習するのならば、「理」を実技に乗せて証明していく過程が楽しめると思います。
それが研究に対するモチベーションを上げるため、深い理解が楽しさを生み「継承」するこということにつながると信じております。
どの芸事においても普遍的なものである要素「人材」「指導者」「環境」を会名に込めております。その名のとおり活動していくことにおいては、多くの人に指導ができないデメリットがありますが「墨林窯 東京」という会設立の理由「難解な武術を解き、実力をつけた人材育成、純粋継承」を実践するために存在していきたいと考えております。